結論から言ってしまうと、篤志の正しい読み方は「とくし」になります。
篤志の”篤”は「あつ(い)」「とく」と読むことができますが、
篤志は「とくし」と読むのが正しく、「あつし」と読むのは間違いです。
また篤志(とくし)のように「篤(とく)」が用いられている言葉には、
「篤実(とくじつ)・篤学(とくがく)・篤信(とくしん)・危篤(きとく)」などがあります。
篤志(とくし)のように「志(し)」が用いられている言葉には、
「志望(しぼう)・同志(どうし)・初志(しょし)・寸志(すんし)」などがあります。
次の章で篤志の意味について解説していきます。
篤志は「思いやりの篤(あつ)いこと。特に、社会事業や福祉などに熱意を持っていること」の意味として用いられています。
篤いというのは、”労(いたわ)りの心が強いこと。人情深いこと”の意味です。
篤志を用いた例文としては、「これは篤志の方からもらったものだ」や、
「篤志活動の一環として援助を行っている」のような使い方で用いられています。
また篤志の類義語としては、「厚情(こうじょう)・慈悲(じひ)・博愛(はくあい)・親切(しんせつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても篤志と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「篤志の読み方と意味、”とくし”と”あつし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど