このページでは不文律の読み方と意味、「ふもんりつ」と「ふぶんりつ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.不文律の正しい読み方は「ふもんりつ」「ふぶんりつ」?

 

結論から言ってしまうと、不文律の正しい読み方は「ふぶんりつ」になります

 

不文律の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」と読むことができますが、
不文律は「ふぶんりつ」と読むのが正しく、「ふもんりつ」と読むのは間違いです。

 

 

 

ちなみに不文律は、”不問律(ふもんりつ)”と間違えられることも多いため注意が必要です。

 

(”不問律”という言葉は存在しません)

 

 

次の章で不文律の意味について解説していきます。

 

2.不文律の意味について

 

不文律は「不文法(ふぶんほう)のこと/互いに心の中で了解し合っている決まり。暗黙の了解のこと」の意味として用いられています。

 

不文法というのは”文書によって制定されることなく成立している法律のこと”で、慣習法・判例法などがこれに当たります。

 

 

 

不文律を用いた例文としては、「業界の不文律を犯すわけにはいかない」や、「家では仕事の話をしないのが我が家の不文律だ」のような使い方で用いられています。

 

一般的に不文律は後者の意味で用いられることが多く、どちらの例文も「互いに心の中で了解し合っている決まり。暗黙の了解のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また不文律の類義語としては、「法度(はっと)・規範(きはん)・鉄則(てっそく)・規律(きりつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても不文律と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「不文律の読み方と意味、”ふもんりつ”と”ふぶんりつ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 不文律の正しい読み方は「ふぶんりつ」で、「ふもんりつ」は間違い。
  • 不文律は「不文法のこと/互いに心の中で了解し合っている決まり。暗黙の了解のこと」の意味。
  • 不文律の類義語には、「法度・規範・鉄則・規律」などがある。

 

 

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