このページでは手向けの読み方と意味、「たむけ」と「てむけ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.手向けの正しい読み方は「たむけ」「てむけ」?

 

結論から言ってしまうと、手向けの正しい読み方は「たむけ」になります

 

手向けの”手”は「て」「た」「しゅ」と読むことができますが、手向けは「たむけ」と読むのが正しく、「てむけ」と読むのは間違いです

 

 

また手向け(たむけ)のように「手(た)」が用いられている言葉には、
「手綱(たづな)・手房(たぶさ)・手無(たなし)・手繰る(たぐる)」などがあります。

 

 

次の章で手向けの意味について解説していきます。

 

2.手向けの意味について

 

手向けは「神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物/(旅行や転勤など)別れる人への餞別(せんべつ)のこと」の意味として用いられています。

 

餞別というのは、”お世話になった人と別れるときなどに贈る物品や金銭のこと”を意味します。

 

 

 

手向けを用いた例文としては、「墓前に花を手向ける」や、
「転勤する彼に贈る手向け」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物」の意味で、
後者の例文は「(旅行や転勤など)別れる人への餞別のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また手向けの類義語としては、「供物(くもつ)・神酒(みき)・献花(けんか)・香典(こうでん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても手向けと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「手向けの読み方と意味、”たむけ”と”てむけ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 手向けの正しい読み方は「たむけ」で、「てむけ」は間違い。
  • 手向けは「神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物/(旅行や転勤など)別れる人への餞別のこと」の意味。
  • 手向けの類義語には、「供物・神酒・献花・香典」などがある。

 

 

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