さて日常的に使われるもので「最中」という言葉があります。
この最中に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
最中がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは最中の読み方と意味、「さなか」と「さいちゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.最中の正しい読み方は「さなか」「さいちゅう」?
では最中の正しい読み方は、「さなか」「さいちゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、最中の正しい読み方は「さなか」「さいちゅう」「もなか」になります。
”真っ最中”と書いた場合は「まっさなか」ではなく、「まっさいちゅう」と読みます。
一般的には最中は「さいちゅう」と読むことが多いです。
ただ最中は「さなか」「さいちゅう」「もなか」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また最中(さいちゅう)のように「最(さい)」が用いられている言葉には、
「最高(さいこう)・最後(さいご)・最適(さいてき)・最小(さいしょう)」などがあります。
最中(もなか)のように「最(も)」と読む言葉には「最早(もはや)」、
最中(さなか)のように「最(さ)」と読む言葉は見つけることができませんでした。
次の章で最中の意味と類義語について解説していきます。
2.最中の意味と類義語について
では最中の意味と類義語について見ていきましょう。
まず最中(さなか)は「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき」の意味として用いられています。
最中を「さなか」と読むと上記のような意味になりますが、
「さいちゅう」「もなか」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
最中を「さいちゅう」と読むと「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中」、「もなか」と読むと「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中/和菓子のひとつ」の意味になります。
※上は和菓子の最中(もなか)の写真
「もなか」というのは、”糯米(もちごめ)の粉をこねて、薄くのばして焼いた皮を2枚合わせ、その中に餡子(あんこ)などを詰めた和菓子”になります。
このように最中は「さなか」「さいちゅう」「もなか」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また最中の類義語としては、「真っ只中(まっただなか)・真っ盛り(まっさかり)・たけなわ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても最中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「最中の読み方と意味、”さなか”と”さいちゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 最中の読み方は「さなか」「さいちゅう」「もなか」。
- 最中(さなか)は「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき」の意味。
- 最中(さいちゅう)は「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中のこと」の意味。
- 最中(もなか)は「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中のこと/和菓子のひとつ」の意味。
- 最中の類義語には、「真っ只中・真っ盛り・たけなわ」などがある。