結論から言ってしまうと、最中の正しい読み方は「さなか」「さいちゅう」「もなか」になります。
”真っ最中”と書いた場合は「まっさなか」ではなく、「まっさいちゅう」と読みます。
一般的には最中は「さいちゅう」と読むことが多いです。
ただ最中は「さなか」「さいちゅう」「もなか」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また最中(さいちゅう)のように「最(さい)」が用いられている言葉には、
「最高(さいこう)・最後(さいご)・最適(さいてき)・最小(さいしょう)」などがあります。
最中(もなか)のように「最(も)」と読む言葉には「最早(もはや)」、
最中(さなか)のように「最(さ)」と読む言葉は見つけることができませんでした。
次の章で最中の意味と類義語について解説していきます。
最中(さなか)は「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき」の意味として用いられています。
最中を「さなか」と読むと上記のような意味になりますが、
「さいちゅう」「もなか」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
最中を「さいちゅう」と読むと「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中」、「もなか」と読むと「動作・状態などが一番盛んな状態にあるとき/真ん中/和菓子のひとつ」の意味になります。
※上は和菓子の最中(もなか)の写真
「もなか」というのは、”糯米(もちごめ)の粉をこねて、薄くのばして焼いた皮を2枚合わせ、その中に餡子(あんこ)などを詰めた和菓子”になります。
このように最中は「さなか」「さいちゅう」「もなか」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また最中の類義語としては、「真っ只中(まっただなか)・真っ盛り(まっさかり)・たけなわ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても最中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「最中の読み方と意味、”さなか”と”さいちゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>