さて日常的に使われるもので「現役」という言葉があります。
この現役に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
現役がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは現役の読み方と意味、「げんえき」と「げんやく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.現役の正しい読み方は「げんえき」「げんやく」?
では現役の正しい読み方は、「げんえき」「げんやく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、現役の正しい読み方は「げんえき」になります。
現役の”役”は「やく」「えき」と読むことができますが、現役は「げんえき」と読むのが正しく、「げんやく」と読むのは間違いです。
また現役(げんえき)のように「現(げん)」が用いられている言葉には、
「現在(げんざい)・現場(げんば)・現象(げんしょう)・顕現(けんげん)」などがあります。
現役(げんえき)のように「役(えき)」が用いられている言葉には、
「役務(えきむ)・苦役(くえき)・使役(しえき)・雑役(ざつえき)」などがあります。
次の章で現役の意味と類義語について解説していきます。
2.現役の意味と類義語について
では現役の意味と類義語について見ていきましょう。
まず現役は「現在ある地位・職などに就いて活動していること。また、その人のこと/高校に在学中の大学受験生のこと/旧日本陸海軍の常備兵役のひとつ」の意味として用いられています。
現役(高校に在学中の大学受験生のこと)は、”浪人(ろうにん)”に対する語になります。
現役を用いた例文としては、「彼は現役のプロ選手だ」や、
「現役で合格する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「現在ある地位・職などに就いて活動していること」の意味、
後者の例文は「高校に在学中の大学受験生のこと」の意味で使用しています。
また現役の類義語としては、「在職(ざいしょく)・現場(げんば)・前線(ぜんせん)・第一線(だいいっせん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても現役と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「現役の読み方と意味、”げんえき”と”げんやく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 現役の正しい読み方は「げんえき」で、「げんやく」は間違い。
- 現役は「現在ある地位・職などに就いて活動していること。また、その人のこと/高校に在学中の大学受験生のこと/旧日本陸海軍の常備兵役のひとつ」の意味。
- 現役の類義語には、「在職・現場・前線・第一線」などがある。