結論から言ってしまうと、険悪の正しい読み方は「けんあく」になります。
険悪の”悪”は「わる」「あく」「お」と読むことができますが、
険悪は「けんあく」と読むのが正しく、「けんお」と読むのは間違いです。
「けんお」というのは、”嫌悪”と書き表されるため注意が必要です。
また険悪(けんあく)のように「悪(あく)」が用いられている言葉には、
「悪運(あくうん)・悪質(あくしつ)・悪事(あくじ)・悪徳(あくとく)」などがあります。
次の章で険悪の意味と類義語について解説していきます。
険悪は「状況や様子が危うく油断できないこと。また、そのさま/顔つきや態度などが険(けわ)しくて恐ろしいこと」の意味として用いられています。
険悪を用いた例文としては、「険悪な雰囲気だ」や、
「彼女は険悪な表情をしている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「状況や様子が危うく油断できないこと。また、そのさま」の意味で、後者の例文は「顔つきや態度などが険しくて恐ろしいこと」の意味で使用しています。
また険悪の類義語としては、「恐怖(きょうふ)・慄然(りつぜん)・戦慄(せんりつ)・怖気(おじけ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても険悪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「険悪の読み方と意味、”けんあく”と”けんお”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>