さて日常的に使われるもので「呻る」という言葉があります。
この呻るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは呻るの読み方と意味、「あおる」と「うなる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.呻るの正しい読み方は「あおる」「うなる」?
では呻るの正しい読み方は、「あおる」「うなる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、呻るの正しい読み方は「うなる」になります。
呻るの”呻”は「うめ(く)」「うな(る)」「しん」と読むことはできますが、「あお(る)」と読むことはできないので、呻るを「あおる」と読むのは間違いです。
(「あおる」は”呷る・煽る”と書き表されるため注意が必要です)
「うなる」は呻るの他にも”唸る”と書き表され、一般的には”唸る”と表記されることが多いです。
次の章で呻るの意味と類義語について解説していきます。
2.呻るの意味と類義語について
では呻るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず呻るは「痛みや苦しみのために低い声を出すこと」の意味として用いられています。
呻るを用いた例文としては、「痛みで呻る声が聞こえてきた」や、
「彼は呻るように返事をした」のような使い方で用いられています。
また呻るの類義語としては、「呻く(うめく)・悶える(もだえる)・喘ぐ(あえぐ)・呻吟(しんぎん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても呻ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「呻るの読み方と意味、”あおる”と”うなる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 呻るの正しい読み方は「うなる」で、「あおる」は間違い。
- 呻るは「痛みや苦しみのために低い声を出すこと」の意味。
- 呻るの類義語には、「呻く・悶える・喘ぐ・呻吟」などがある。