さて日常的に使われることはほとんどないですが、「占卜」という言葉があります。
この占卜に使用されている漢字(特に”卜”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは占卜の読み方と意味、「せんと」と「せんぼく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.占卜の正しい読み方は「せんと」「せんぼく」?
では占卜の正しい読み方は、「せんと」「せんぼく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、占卜の正しい読み方は「せんぼく」になります。
占卜の”占”は「うらな(う)」「せん」、”卜”は「ぼく」と読むことはできますが、”卜”は「と」と読むことはできないので、占卜を「せんと」と読むのは間違いです。
また占卜(せんぼく)のように「占(せん)」が用いられている言葉には、
「占領(せんりょう)・占有(せんゆう)・占拠(せんきょ)・独占(どくせん)」などがあります。
占卜(せんぼく)のように「卜(ぼく)」が用いられている言葉には、
「卜辞(ぼくじ)・卜筮(ぼくぜい)・卜者(ぼくしゃ)・売卜(ばいぼく)」などがあります。
次の章で占卜の意味と類義語について解説していきます。
2.占卜の意味と類義語について
では占卜の意味と類義語について見ていきましょう。
まず占卜は「占うこと。また、占いのこと」の意味として用いられています。
占卜を用いた例文としては、「これは占卜で使う道具だ」や、
「占卜して決めることにした」のような使い方で用いられています。
また占卜の類義語としては、「予言(よげん)・霊視(れいし)・八卦(はっけ)・占星術(せんせいじゅつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても占卜と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「占卜の読み方と意味、”せんと”と”せんぼく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 占卜の正しい読み方は「せんぼく」で、「せんと」は間違い。
- 占卜は「占うこと。また、占いのこと」の意味。
- 占卜の類義語には、「予言・霊視・八卦・占星術」などがある。