このページでは既存の読み方と意味、「きそん」と「きぞん」どちらが正しいのかを解説しています。




1.既存の正しい読み方は「きそん」「きぞん」?


結論から言ってしまうと、既存の本来の読み方は「きそん」でしたが、
いま現在では「きそん」と「きぞん」のどちらでも問題はありません


既存の”既”は「すで(に)」「き」、”存”は「ぞん」「そん」と読むことができます。



ただ一般的には既存は「きぞん」と読むことが多いです。




既存を「きぞん」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「きぞん」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。


慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。



簡単に言えば、既存を「きぞん」と間違って読む人が増えたために、
「きそん」でも「きぞん」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。


なのでいま現在での既存の読み方としては、「きそん」と「きぞん」はどちらも正しい読み方となります。


次の章で既存の意味について解説していきます。



2.既存の意味について


既存は「既(すで)に存在していること。以前からあること」の意味として用いられています。



既存を用いた例文としては、「既存の建造物を有効活用する」や、
「そのアイデアは新しいものではなく、既存のものだ」のような使い方で用いられています。



以上が「既存の読み方と意味、”きそん”と”きぞん”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「きそん」が本来の読み方で、「きぞん」は慣用読み。
  • 既存の読み方は、「きそん」「きぞん」のどちらでも正しい。
  • 既存は「既に存在していること。以前からあること」の意味。



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