さて日常的に使われることはあまりないですが、「訓示」という言葉があります。
この訓示に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
訓示がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは訓示の読み方と意味、「くんし」と「くんじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.訓示の正しい読み方は「くんし」「くんじ」?
では訓示の正しい読み方は、「くんし」「くんじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、訓示の正しい読み方は「くんじ」になります。
訓示の”示”は「しめ(す)」「し」「じ」と読むことができますが、
訓示は「くんじ」と読むのが正しく、「くんし」と読むのは間違いです。
また訓示(くんじ)のように「訓(くん)」が用いられている言葉には、
「訓戒(くんかい)・家訓(かくん)・特訓(とっくん)・教訓(きょうくん)」などがあります。
訓示(くんじ)のように「示(じ)」が用いられている言葉には、
「示談(じだん)・啓示(けいじ)・指示(しじ)・暗示(あんじ)」などがあります。
次の章で訓示の意味と類義語について解説していきます。
2.訓示の意味と類義語について
では訓示の意味と類義語について見ていきましょう。
まず訓示は「(年齢・地位など)上の者が下の者に対して教え示すこと。また、その教えのこと」の意味として用いられています。
訓示を用いた例文としては、「校長が子供たちへ訓示を与えた」や、
「先輩からの訓示をしっかり聞いておけば良かった」のような使い方で用いられています。
また訓示の類義語としては、「教訓(きょうくん)・説教(せっきょう)・助言(じょげん)・注意(ちゅうい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても訓示と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「訓示の読み方と意味、”くんし”と”くんじ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 訓示の正しい読み方は「くんじ」で、「くんし」は間違い。
- 訓示は「(年齢・地位など)上の者が下の者に対して教え示すこと。また、その教えのこと」の意味。
- 訓示の類義語には、「教訓・説教・助言・注意」などがある。