このページでは勅令の読み方と意味、「しれい」と「ちょくれい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.勅令の正しい読み方は「しれい」「ちょくれい」?

 

結論から言ってしまうと、勅令の正しい読み方は「ちょくれい」になります

 

勅令の”勅”は「ちょく」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、勅令を「しれい」と読むのは間違いです

 

 

 

また勅令(ちょくれい)のように「勅(ちょく)」が用いられている言葉には、
「勅命(ちょくめい)・勅願(ちょくがん)・勅題(ちょくだい)・勅語(ちょくご)」などがあります。

 

勅令(ちょくれい)のように「令(れい)」が用いられている言葉には、
「令嬢(れいじょう)・令状(れいじょう)・令達(れいたつ)・命令(めいれい)」などがあります。

 

 

次の章で勅令の意味と類義語について解説していきます。

 

2.勅令の意味と類義語について

 

勅令は「明治憲法下、帝国議会の協賛を経ず、天皇の大権により発せられた命令のこと」の意味として用いられています。

 

 

勅令を用いた例文としては、「勅令により改正された」や、
「この勅令は4月から実施される」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また勅令の類義語としては、「詔勅(しょうちょく)・勅命(ちょくめい)・下達(かたつ)・御意(ぎょい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても勅令と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「勅令の読み方と意味、”しれい”と”ちょくれい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 勅令の正しい読み方は「ちょくれい」で、「しれい」は間違い。
  • 勅令は「明治憲法下、帝国議会の協賛を経ず、天皇の大権により発せられた命令のこと」の意味。
  • 勅令の類義語には、「詔勅・勅命・下達・御意」などがある。

 

 

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