結論から言ってしまうと、施工の本来の読み方は「しこう」でしたが、
いま現在では「せこう」と「しこう」のどちらでも問題はありません。
施工の”施”は「ほどこ(す)」「せ」「し」と読むことができます。
ただ一般的には施工は「せこう」と読むことがほとんどです。
施工を「せこう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「せこう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、施工を「せこう」と間違って読む人が増えたために、
「せこう」でも「しこう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での施工の読み方としては、「せこう」と「しこう」はどちらも正しい読み方となります。
施工を「せこう」と読むことが多いのは、政策・計画などを実行するなどの意味である”施行(しこう)”と区別するためです。
施工と施行は字が似ていますが、「施工は建築などの工事関係」で使用されることが多く、「施行は法律関係」で用いられます。
このことからややこしいので「施工(せこう)」「施行(しこう)」と、それぞれをわざと区別して読んでいるようです。
(再度言いますが、施工は「せこう」「しこう」どちらの読み方でも正しいです)
次の章で施工の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど