結論から言ってしまうと、建立の正しい読み方は「けんりつ」「こんりゅう」の両方です。
建立の”建”は「た(てる)」「けん」「こん」、”立”は「た(つ)」「りつ」「りゅう」と読むことができます。
一般的には建立は「こんりゅう」と読むことが多いです。
ただ建立を「けんりつ」「こんりゅう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また建立(こんりゅう)のように「建(こん)」が用いられている言葉は、建立の他には見つけることができませんでした。
建立(こんりゅう)のように「立(りゅう)」が用いられている言葉には、
「開立(かいりゅう)・立木(りゅうぼく)・立圃(りゅうほ)・矗立(ちくりゅう)」などがあります。
次の章で建立の意味と類義語について解説していきます。
建立(けんりつ)は「建設すること」の意味として用いられています。
建立を「けんりつ」と読むと上記のような意味になりますが、
「こんりゅう」と読むと「寺院・堂塔などを建設すること」の意味となります。
寺院・堂塔を建設する場合は、「こんりゅう」が用いられるときが多いです。
このように建立を「けんりつ」「こんりゅう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
建立を用いた例文としては、「国家を建立(けんりつ)する」や、
「この土地に寺を建立(こんりゅう)する予定だ」のような使い方で用いられています。
また建立の類義語としては、「構築(こうちく)・建築(けんちく)・改築(かいちく)・建造(けんぞう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても建立と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「建立の読み方と意味、”けんりつ”と”こんりゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>