さて日常的に使われることはあまりないですが、「宿業」という言葉があります。
この宿業に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
宿業がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは宿業の読み方と意味、「すくごう」と「しゅくごう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.宿業の正しい読み方は「すくごう」「しゅくごう」?
では宿業の正しい読み方は、「すくごう」「しゅくごう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、宿業の正しい読み方は「すくごう」「しゅくごう」の両方になります。
宿業の”宿”は「やど(る)」「しゅく」「すく」、”業”は「わざ」「ぎょう」「ごう」と読むことができます。
一般的には宿業は「しゅくごう」と読むことが多いです。
また宿業(しゅくごう)のように「宿(しゅく)」が用いられている言葉には、
「宿舎(しゅくしゃ)・宿願(しゅくがん)・宿敵(しゅくてき)・民宿(みんしゅく)」などがあります。
宿業(しゅくごう)のように「業(ごう)」が用いられている言葉には、
「業火(ごうか)・業腹(ごうはら)・業報(ごうほう)・因業(いんごう)」などがあります。
次の章で宿業の意味と類義語について解説していきます。
2.宿業の意味と類義語について
では宿業の意味と類義語について見ていきましょう。
まず宿業は「現世で報いを受ける原因となる、前世での善悪の行為のこと」の意味として用いられています。
宿業を用いた例文としては、「宿業を背負い続けている」や、
「それは宿業の報いだと信じられてきた」のような使い方で用いられています。
また宿業の類義語としては、「因縁(いんねん)・悪業(あくごう)・積悪(せきあく)・業苦(ごうく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても宿業と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「宿業の読み方と意味、”すくごう”と”しゅくごう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 宿業の正しい読み方は「すくごう」「しゅくごう」の両方。
- 宿業は「現世で報いを受ける原因となる、前世での善悪の行為のこと」の意味。
- 宿業の類義語には、「因縁・悪業・積悪・業苦」などがある。