結論から言ってしまうと、偲ぶの正しい読み方は「しのぶ」になります。
偲ぶの”偲”は「しの(ぶ)」「さい」「し」と読むことはできますが、「おも」と読むことはできず、偲ぶを「おもぶ」と読むのは間違いです。
次の章で偲ぶの意味について解説していきます。
偲ぶは「遠く離れている人や昔のことなどを懐かしく思うこと/心惹(ひ)かれて慕(した)わしく思うこと」の意味として用いられています。
偲ぶを用いた例文としては、「旧友を偲んで感傷的になる」や、「人柄が偲ばれる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「遠く離れている人や昔のことなどを懐かしく思うこと」の意味で、後者の例文は「心惹かれて慕わしく思うこと」の意味で使用しています。
また偲ぶの類義語としては、「感傷(かんしょう)・感慨(かんがい)・追慕(ついぼ)・思慕(しぼ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても偲ぶと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「偲ぶの読み方と意味、”おもぶ”と”しのぶ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど