さて日常的に使われるもので「漏洩」という言葉があります。
この漏洩に使用されている漢字(特に”洩”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは漏洩の読み方と意味、「ろうせつ」と「ろうえい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.漏洩の正しい読み方は「ろうせつ」「ろうえい」?
では漏洩の正しい読み方は、「ろうせつ」「ろうえい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、漏洩の本来の読み方は「ろうせつ」でしたが、
いま現在では「ろうせつ」と「ろうえい」のどちらでも問題はありません。
漏洩の”漏”は「も(れる)」「ろう」、”洩”は「えい」「せつ」と読むことができます。
漏洩を「ろうえい」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「ろうえい」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、漏洩を「ろうえい」と間違って読む人が増えたために、
「ろうせつ」でも「ろうえい」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での漏洩の読み方としては、「ろうせつ」と「ろうえい」はどちらも正しい読み方となります。
ただ一般的には漏洩は「ろうえい」と読むことがほとんどです。
次の章で漏洩の意味と類義語について解説していきます。
2.漏洩の意味と類義語について
では漏洩の意味と類義語について見ていきましょう。
まず漏洩は「秘密などがもれること」の意味として用いられています。
漏洩を用いた例文としては、「情報の漏洩は問題となっている」や、「国の機密が漏洩する」のような使い方で用いられています。
また漏洩の類義語としては、「摘発(てきはつ)・暴露(ばくろ)・開示(かいじ)・剔抉(てっけつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても漏洩と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「漏洩の読み方と意味、”ろうせつ”と”ろうえい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 「ろうせつ」が本来の読み方で、「ろうえい」は慣用読み。
- 漏洩の読み方は、「ろうせつ」「ろうえい」のどちらでも正しい。
- 漏洩は「秘密などがもれること」の意味。
- 漏洩の類義語には、「摘発・暴露・開示・剔抉」などがある。