さて日常的に使われるもので「粗皮」という言葉があります。
この粗皮に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
粗皮がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは粗皮の読み方と意味、「あらかわ」と「そひ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.粗皮の正しい読み方は「あらかわ」「そひ」?
では粗皮の正しい読み方は、「あらかわ」「そひ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、粗皮の正しい読み方は「あらかわ」になります。
粗皮の”粗”は「あら(い)」「そ」、”皮”は「かわ」「ひ」と読むことができますが、粗皮は「あらかわ」と読むのが正しく、「そひ」と読むのは間違いです。
また粗皮(あらかわ)のように「粗(あら)」が用いられている言葉には、
「粗筋(あらすじ)・粗塩(あらじお)・粗方(あらかた)・粗煮(あらに)」などがあります。
粗皮(あらかわ)のように「皮(かわ)」が用いられている言葉には、
「渋皮(しぶかわ)・薄皮(うすかわ)・甘皮(あまかわ)・皮算用(かわざんよう)」などがあります。
次の章で粗皮の意味と類義語について解説していきます。
2.粗皮の意味と類義語について
では粗皮の意味と類義語について見ていきましょう。
まず粗皮は「樹木や米穀(べいこく)などの表皮のこと/まだ鞣(なめ)していない獣類の皮のこと」の意味として用いられています。
鞣(なめ)すというのは、”動物の毛皮から不要な毛や脂肪を取り除いて柔らかくすること”を意味します。
また粗皮の類義語としては、「果皮(かひ)・渋皮(しぶかわ)・樹皮(じゅひ)・甘皮(あまかわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても粗皮と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「粗皮の読み方と意味、”あらかわ”と”そひ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 粗皮の正しい読み方は「あらかわ」で、「そひ」は間違い。
- 粗皮は「樹木や米穀などの表皮のこと/まだ鞣していない獣類の皮のこと」の意味。
- 粗皮の類義語には、「果皮・渋皮・樹皮・甘皮」などがある。