結論から言ってしまうと、仰望の正しい読み方は「ぎょうぼう」になります。
仰望の”仰”は「あお(ぐ)」「ぎょう」「こう」と読むことができますが、
仰望は「ぎょうぼう」と読むのが正しく、「こうぼう」と読むのは間違いです。
また仰望(ぎょうぼう)のように「仰(ぎょう)」が用いられている言葉には、
「仰天(ぎょうてん)・仰山(ぎょうさん)・仰臥(ぎょうが)・仰角(ぎょうかく)」などがあります。
仰望(ぎょうぼう)のように「望(ぼう)」が用いられている言葉には、
「望洋(ぼうよう)・欲望(よくぼう)・有望(ゆうぼう)・展望(てんぼう)」などがあります。
次の章で仰望の意味について解説していきます。
仰望は「上を向いて遠くを眺めること。仰ぎ望むこと/尊敬し慕(した)うこと」の意味として用いられています。
仰望を用いた例文としては、「空を仰望する」や、「彼は国民から仰望されている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「上を向いて遠くを眺めること。仰ぎ望むこと」の意味で、後者の例文は「尊敬し慕うこと」の意味で使用しています。
また仰望の類義語としては、「眺望(ちょうぼう)・展望(てんぼう)・崇拝(すうはい)・畏敬(いけい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても仰望と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「仰望の読み方と意味、”ぎょうぼう”と”こうぼう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど