さて日常的に使われるもので「消耗」という言葉があります。
この消耗に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
消耗がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは消耗の読み方と意味、「しょうこう」と「しょうもう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.消耗の正しい読み方は「しょうこう」「しょうもう」?
では消耗の正しい読み方は、「しょうこう」「しょうもう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、消耗の本来の読み方は「しょうこう」でしたが、
いま現在では「しょうこう」と「しょうもう」のどちらでも問題はありません。
消耗の”耗”は「もう」「こう」と読むことができます。
消耗を「しょうもう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「しょうもう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、消耗を「しょうもう」と間違って読む人が増えたために、
「しょうこう」でも「しょうもう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での消耗の読み方としては、「しょうこう」と「しょうもう」はどちらも正しい読み方となります。
ただ一般的には消耗は「しょうもう」と読むことがほとんどです。
次の章で消耗の意味と類義語について解説していきます。
2.消耗の意味と類義語について
では消耗の意味と類義語について見ていきましょう。
まず消耗は「物を使い減らすこと。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと」の意味として用いられています。
消耗を用いた例文としては、「電池の消耗が激しい」や、
「体力の消耗を防ぐ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物を使い減らすこと。使ってなくなること」の意味で、
後者の例文は「体力や気力を使い果たすこと」の意味で使用しています。
また消耗の類義語としては、「消費(しょうひ)・疲弊(ひへい)・損耗(そんもう)・摩耗(まもう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても消耗と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「消耗の読み方と意味、”しょうこう”と”しょうもう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 「しょうこう」が本来の読み方で、「しょうもう」は慣用読み。
- 消耗の読み方は、「しょうこう」「しょうもう」のどちらでも正しい。
- 消耗は「物を使い減らすこと。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと」の意味。
- 消耗の類義語には、「消費・疲弊・損耗・摩耗」などがある。