さて日常的に使われるもので「目利き」という言葉があります。
この目利きに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
目利きがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは目利きの読み方と意味、「めりき」と「めきき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.目利きの正しい読み方は「めりき」「めきき」?
では目利きの正しい読み方は、「めりき」「めきき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、目利きの正しい読み方は「めきき」になります。
目利きの”利”は「き(く)」「り」と読むことができますが、目利きは「めきき」と読むのが正しく、「めりき」と読むのは間違いです。
また目利き(めきき)のように「利(き)」が用いられている言葉には、
「利き腕(ききうで)・右利き(みぎきき)・左利き(ひだりきき)・利き酒(ききざけ)」などがあります。
次の章で目利きの意味と類義語について解説していきます。
2.目利きの意味と類義語について
では目利きの意味と類義語について見ていきましょう。
まず目利きは「陶器・刀剣・書画などの真贋(しんがん)・良否を見分けること。また、その能力を備えた人のこと」の意味として用いられています。
真贋というのは、”本物と偽物のこと”を意味します。
目利きを用いた例文としては、「彼は優れた書画の目利きだ」や、
「彼は骨董品の目利きとして有名だ」のような使い方で用いられています。
また目利きの類義語としては、「慧眼(けいがん)・眼力(がんりき)・炯眼(けいがん)・鑑識(かんしき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても目利きと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「目利きの読み方と意味、”めりき”と”めきき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 目利きの正しい読み方は「めきき」で、「めりき」は間違い。
- 目利きは「陶器・刀剣・書画などの真贋・良否を見分けること。また、その能力を備えた人のこと」の意味。
- 目利きの類義語には、「慧眼・眼力・炯眼・鑑識」などがある。