さて日常的に使われるもので「挙句」という言葉があります。
この挙句に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
挙句がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは挙句の読み方と意味、「きょく」と「あげく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.挙句の正しい読み方は「きょく」「あげく」?
では挙句の正しい読み方は、「きょく」「あげく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、挙句の正しい読み方は「あげく」になります。
挙句の”挙”は「あ(げる)」「きょ」と読むことができますが、
挙句は「あげく」と読むのが正しく、「きょく」と読むのは間違いです。
「あげく」は挙句の他に”挙げ句・揚句・揚げ句”と書き表されますが、一般的には”挙句”と表記されることが多いです。
次の章で挙句の意味と類義語について解説していきます。
2.挙句の意味と類義語について
では挙句の意味と類義語について見ていきましょう。
まず挙句は「連歌・連句の最後の七・七の句のこと/(転じて)終わり。結局」の意味として用いられています。
挙句を用いた例文としては、「散々悩んだ挙句、何も買わなかった」や、「挙句の果てにはその場から逃げ出した」のような使い方で用いられています。
一般的に挙句は後者の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「終わり。結局」の意味で使用しています。
”挙句の果て”というのは慣用句で、「最後の最後。いろいろやった結果」の意味となります。
また挙句の類義語としては、「所詮(しょせん)・究極(きゅうきょく)・畢竟(ひっきょう)・差し詰め(さしづめ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても挙句と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「挙句の読み方と意味、”きょく”と”あげく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 挙句の正しい読み方は「あげく」で、「きょく」は間違い。
- 挙句は「連歌・連句の最後の七・七の句のこと/(転じて)終わり。結局」の意味。
- 挙句の類義語には、「所詮・究極・畢竟・差し詰め」などがある。