結論から言ってしまうと、挙句の正しい読み方は「あげく」になります。
挙句の”挙”は「あ(げる)」「きょ」と読むことができますが、
挙句は「あげく」と読むのが正しく、「きょく」と読むのは間違いです。
「あげく」は挙句の他に”挙げ句・揚句・揚げ句”と書き表されますが、一般的には”挙句”と表記されることが多いです。
次の章で挙句の意味について解説していきます。
挙句は「連歌・連句の最後の七・七の句のこと/(転じて)終わり。結局」の意味として用いられています。
挙句を用いた例文としては、「散々悩んだ挙句、何も買わなかった」や、「挙句の果てにはその場から逃げ出した」のような使い方で用いられています。
一般的に挙句は後者の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「終わり。結局」の意味で使用しています。
”挙句の果て”というのは慣用句で、「最後の最後。いろいろやった結果」の意味となります。
また挙句の類義語としては、「所詮(しょせん)・究極(きゅうきょく)・畢竟(ひっきょう)・差し詰め(さしづめ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても挙句と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「挙句の読み方と意味、”きょく”と”あげく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど