結論から言ってしまうと、海市の正しい読み方は「かいし」になります。
海市の”海”は「うみ」「かい」、”市”は「いち」「し」と読むことができますが、海市は「かいし」と読むのが正しく、「うみいち」と読むのは間違いです。
次の章で海市の意味について解説していきます。
海市は「蜃気楼(しんきろう)の別名のこと」の意味として用いられています。
蜃気楼というのは、”大気の温度が場所によって異なるとき、海面や地表付近の空気の密度に違いが生じ、これにより光線が異常に屈折、砂漠や海上の空中などに実際にはそこに存在しない物体の像が現れる現象のこと”を言います。
例えば砂漠で遠くにオアシスがあるように見える現象が、いわゆる蜃気楼にあたります。
蜃=大蛤(おおはまぐり)のことで、古くは大蛤が吐く気によって空中に楼閣(高層の立派な建物)などが現れる、と考えられたことから蜃気楼という名称が付けられました。
以上が「海市の読み方と意味、”かいし”と”うみいち”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど