結論から言ってしまうと、雪肌の正しい読み方は「せっき」「ゆきはだ」の両方になります。
雪肌の”雪”は「ゆき」「せつ」、”肌”は「はだ」「き」と読むことができます。
一般的には雪肌は「ゆきはだ」と読むことが多いです。
ただ雪肌は「せっき」「ゆきはだ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説しています)
また雪肌の”雪”の読み方は「せつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「せっ」という読み方をすることはできません。
雪肌のように「せつき」ではなく、「せっき」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
雪肌であれば、雪(せつ)+肌(き)なので、肌(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で雪肌の意味と類義語について解説していきます。
雪肌(せっき)は「雪のように白くきれいな肌のこと」の意味として用いられています。
雪肌を「せっき」と読むと上記のような意味になりますが、
「ゆきはだ」と読むと上記の他に、「降り積もった雪の表面のこと」の意味も含まれます。
このように雪肌は「せっき」「ゆきはだ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また雪肌の類義語としては、「美肌(びはだ)・柔肌(やわはだ)・餅肌(もちはだ)・玉肌(ぎょっき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても雪肌と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「雪肌の読み方と意味、”せっき”と”ゆきはだ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど