さて日常的に使われるもので「雪辱」という言葉があります。
この雪辱に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
雪辱がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは雪辱の読み方と意味、「せつにく」と「せつじょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.雪辱の正しい読み方は「せつにく」「せつじょく」?
では雪辱の正しい読み方は、「せつにく」「せつじょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、雪辱の正しい読み方は「せつじょく」になります。
雪辱の”辱”は「はずかし(める)」「じょく」「にく」と読むことができますが、雪辱は「せつじょく」と読むのが正しく、「せつにく」と読むのは間違いです。
また雪辱(せつじょく)のように「雪(せつ)」が用いられている言葉には、
「雪害(せつがい)・雪原(せつげん)・風雪(ふうせつ)・蛍雪(けいせつ)」などがあります。
雪辱(せつじょく)のように「辱(じょく)」が用いられている言葉には、
「辱知(じょくち)・屈辱(くつじょく)・侮辱(ぶじょく)・栄辱(えいじょく)」などがあります。
次の章で雪辱の意味と類義語について解説していきます。
2.雪辱の意味と類義語について
では雪辱の意味と類義語について見ていきましょう。
まず雪辱は「恥を雪(すす)ぐこと。特に、試合・競技などで、前に負けた相手に勝つこと」の意味として用いられています。
雪辱を用いた例文としては、「雪辱を果たす」や、
「雪辱のチャンスをもらった」のような使い方で用いられています。
また雪辱の類義語としては、「逆襲(ぎゃくしゅう)・報復(ほうふく)・復讐(ふくしゅう)・仕返し(しかえし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても雪辱と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「雪辱の読み方と意味、”せつにく”と”せつじょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 雪辱の正しい読み方は「せつじょく」で、「せつにく」は間違い。
- 雪辱は「恥を雪(すす)ぐこと。特に、試合・競技などで、前に負けた相手に勝つこと」の意味。
- 雪辱の類義語には、「逆襲・報復・復讐・仕返し」などがある。