結論から言ってしまうと、茶道の本来の読み方は「ちゃどう」でしたが、
いま現在では「ちゃどう」と「さどう」のどちらでも問題はありません。
茶道の”茶”は「ちゃ」「さ」と読むことができます。
ただ一般的には茶道は「さどう」と読むことがほとんどです。
茶道を「さどう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「さどう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、茶道を「さどう」と間違って読む人が増えたために、
「ちゃどう」でも「さどう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での茶道の読み方としては、「ちゃどう」と「さどう」はどちらも正しい読み方となります。
また昔は「茶頭(さどう)」と呼ばれる”茶事をつかさどっている師匠”がいて、
その茶頭と混同しないように「茶道(ちゃどう)」と読まれていました。
いま現在において一般的には「さどう」と読まれることが多いですが、茶道関係の言葉はほとんどが「ちゃ」の方で読まれています。
例えば「茶釜(ちゃがま)・茶室(ちゃしつ)・茶器(ちゃき)・茶会(ちゃかい)・茶の湯(ちゃのゆ)」などがあります。(茶会は”さかい”とも読みます)
あとは茶道にもいくつかの流派(表千家・裏千家など)が存在していますが、
その流派の種類によっても「ちゃどう」と読むか、「さどう」と読むかが異なるそうです。
次の章で茶道の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど