このページでは出生の読み方と意味、「しゅっせい」と「しゅっしょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.出生の正しい読み方は「しゅっせい」「しゅっしょう」?

 

結論から言ってしまうと、出生の本来の読み方は「しゅっしょう」でしたが、
いま現在では「しゅっせい」と「しゅっしょう」のどちらでも問題はありません

 

出生の”出”は「で(る)」「しゅつ」(促音化により「しゅっ」)、”生”は「い(きる)」「せい」「しょう」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には出生は「しゅっしょう」と読むことが多いです。

 

 

 

出生を「しゅっせい」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「しゅっせい」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、出生を「しゅっせい」と間違って読む人が増えたために、
「しゅっせい」でも「しゅっしょう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

なのでいま現在での出生の読み方としては、「しゅっせい」と「しゅっしょう」はどちらも正しい読み方となります。

 

 

 

ただ出生の読み方は「しゅっせい」「しゅっしょう」どちらでも正しいとは言いましたが、
戸籍や住民票などを扱う役所での読み方は「しゅっしょう」が多いです。

 

これは昔、兵隊として戦争に行くことを「出征(しゅっせい)」と言っていたことから、
出生を「しゅっせい」と読むと区別がつかなくなるという理由からきています。

 

 

ですが病院や法律などにおける出生の読み方は「しゅっせい」が多く、その業界によってどちらの読み方が多いのか異なるようです。

 

次の章で出生の意味について解説していきます。

 

2.出生の意味について

 

では出生の意味について見ていきましょう。

 

まず出生は「人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること」の意味として用いられています。

 

 

出生を用いた例文としては、「年齢ごとにおける出生率を確認する」や、「彼の出生については秘密とされている」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「人がこの世に生まれること」の意味で、後者の例文は「ある土地・境遇・家柄の生まれであること」の意味で使用しています。

 

 

以上が「出生の読み方と意味、”しゅっせい”と”しゅっしょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「しゅっしょう」が本来の読み方で、「しゅっせい」は慣用読み。
  • 出生の読み方は、「しゅっせい」「しゅっしょう」のどちらでも正しい。
  • 出生は「人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること」の意味。

 

 

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