結論から言ってしまうと、出生の本来の読み方は「しゅっしょう」でしたが、
いま現在では「しゅっせい」と「しゅっしょう」のどちらでも問題はありません。
出生の”出”は「で(る)」「しゅつ」(促音化により「しゅっ」)、”生”は「い(きる)」「せい」「しょう」と読むことができます。
ただ一般的には出生は「しゅっしょう」と読むことが多いです。
出生を「しゅっせい」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「しゅっせい」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、出生を「しゅっせい」と間違って読む人が増えたために、
「しゅっせい」でも「しゅっしょう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での出生の読み方としては、「しゅっせい」と「しゅっしょう」はどちらも正しい読み方となります。
ただ出生の読み方は「しゅっせい」「しゅっしょう」どちらでも正しいとは言いましたが、
戸籍や住民票などを扱う役所での読み方は「しゅっしょう」が多いです。
これは昔、兵隊として戦争に行くことを「出征(しゅっせい)」と言っていたことから、
出生を「しゅっせい」と読むと区別がつかなくなるという理由からきています。
ですが病院や法律などにおける出生の読み方は「しゅっせい」が多く、その業界によってどちらの読み方が多いのか異なるようです。
次の章で出生の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど