さて日常的に使われるもので「蠢く」という言葉があります。
この蠢くに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蠢くの読み方と意味、「うごめく」と「ひしめく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．蠢くの正しい読み方は「うごめく」「ひしめく」？
では蠢くの正しい読み方は、「うごめく」「ひしめく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蠢くの正しい読み方は「うごめく」になります。
蠢くの”蠢”は「うごめ（く）」「しゅん」と読むことはできますが、「ひしめ（く）」と読むことはできないので、蠢くを「ひしめく」と読むのは間違いです。
「ひしめく」というのは、”犇く”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蠢くの意味と類義語について解説していきます。
２．蠢くの意味と類義語について
では蠢くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蠢くは「虫が這（は）うように絶えずもぞもぞ動くこと」の意味として用いられています。
蠢くを用いた例文としては、「霧の中で蠢く人影を見た」や、
「何かがそこで蠢いている」のような使い方で用いられています。
また蠢くの類義語としては、「犇く（ひしめく）・脈動（みゃくどう）・顫動（せんどう）・蠕動（ぜんどう）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蠢くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蠢くの読み方と意味、”うごめく”と”ひしめく”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蠢くの正しい読み方は「うごめく」で、「ひしめく」は間違い。
- 蠢くは「虫が這うように絶えずもぞもぞ動くこと」の意味。
- 蠢くの類義語には、「犇く・脈動・顫動・蠕動」などがある。