このページでは言質の読み方と意味、「げんしつ」と「げんち」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.言質の正しい読み方は「げんしつ」「げんち」?

 

結論から言ってしまうと、言質の本来の読み方は「げんち」でしたが、
いま現在では「げんしつ」と「げんち」のどちらでも問題はありません

 

言質の”質”は「しつ」「しち」「ち」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には言質は「げんち」と読むことがほとんどです。

 

 

 

言質を「げんしつ」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「げんしつ」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、言質を「げんしつ」と間違って読む人が増えたために、
「げんしつ」でも「げんち」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

なのでいま現在での言質の読み方としては、「げんしつ」と「げんち」はどちらも正しい読み方となります。

 

次の章で言質の意味について解説していきます。

 

2.言質の意味について

 

言質は「後で証拠となる言葉のこと」の意味として用いられています。

 

 

「言質を取る」のように使われることが多いですが、
これは”証拠となる言葉を相手から引き出すこと”を意味しています。

 

言質は「げんしつ」とも読みますが「言質を取る」のときは、
「言質(げんち)を取る」と読むのが一般的ですので、「げんち」と読むようにしましょう。

 

 

 

言質を用いた例文としては、「容疑者から言質を取る」や、
「警察に言質を与える」のような使い方で用いられています。

 

言質を”取る”か、言質を”与える”かはそのときの立場で異なるので注意してください

 

 

以上が「言質の読み方と意味、”げんしつ”と”げんち”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「げんち」が本来の読み方で、「げんしつ」は慣用読み。
  • 言質の読み方は、「げんち」「げんしつ」のどちらでも正しい。
  • 言質は「後で証拠となる言葉のこと」の意味。

 

 

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