結論から言ってしまうと、蛍雪の正しい読み方は「けいせつ」になります。
蛍雪の”蛍”は「ほたる」「けい」と読むことができますが、蛍雪は「けいせつ」と読むのが正しく、「ほたるゆき」と読むのは間違いです。
また蛍雪(けいせつ)のように「蛍(けい)」が用いられている言葉には、
「蛍光(けいこう)・蛍窓(けいそう)・蛍光灯(けいこうとう)」があります。
蛍雪(けいせつ)のように「雪(せつ)」が用いられている言葉には、
「雪辱(せつじょく)・雪害(せつがい)・冠雪(かんせつ)・風雪(ふうせつ)」などがあります。
次の章で蛍雪の意味について解説していきます。
蛍雪は「苦労して勉学に励むこと」の意味として用いられています。
晋(しん)の車胤(しゃいん)は家が貧しくて灯油が買えないために、薄い袋の中に入れた蛍(ほたる)の光で読書し、孫康(そんこう)も同様に貧しかったため、積雪の反射の光で勉強したという話からきています。
蛍雪を用いた例文としては、「蛍雪の功を積む」や、
「蛍雪の功成(な)って合格することができた」のような使い方で用いられています。
また蛍雪の類義語としては、「苦学(くがく)・独学(どくがく)・力行(りっこう)・篤学(とくがく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蛍雪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蛍雪の読み方と意味、”ほたるゆき”と”けいせつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど