結論から言ってしまうと、靭やかの正しい読み方は「しなやか」になります。
靭やかの”靭”は「しな(やか)」「じん」と読むことはできますが、「しと(やか)」と読むことはできないので、靭やかを「しとやか」と読むのは間違いです。
(「しとやか」というのは、”淑やか”と書き表されるため注意が必要です)
「しなやか」は靭やかの他に”撓やか”と書き表されることもありますが、一般的にはひらがなで”しなやか”と表記されることがほとんどです。
次の章で靭やかの意味と類義語について解説していきます。
靭やかは「弾力があってよく撓(しな)うさま/動きが滑らかで柔らかいさま」の意味として用いられています。
靭やかを用いた例文としては、「靭やかな足腰を目指す」や、
「靭やかな身のこなしで攻撃をかわす」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「弾力があってよく撓うさま」の意味で、
後者の例文は「動きが滑らかで柔らかいさま」の意味で使用しています。
また靭やかの類義語としては、「嫋やか(たおやか)・柔軟(じゅうなん)・柔靭(じゅうじん)・柔和(にゅうわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても靭やかと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「靭やかの読み方と意味、”しなやか”と”しとやか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど