結論から言ってしまうと、後厄の正しい読み方は「あとやく」「のちやく」になります。
後厄の”後”は「うし(ろ)」「あと」「のち」「ご」と読むことができますが、後厄を「ごやく」と読むのは間違いです。
ただ一般的には後厄は「あとやく」と読むことがほとんどです。
また後厄(あとやく)のように「後(あと)」が用いられている言葉には、
「後釜(あとがま)・後味(あとあじ)・後先(あとさき)・後金(あときん)」などがあります。
後厄(あとやく)のように「厄(やく)」が用いられている言葉には、
「厄年(やくどし)・厄日(やくび)・厄難(やくなん)・大厄(たいやく)」などがあります。
次の章で後厄の意味について解説していきます。
後厄は「厄年(やくどし)の次の年のこと」の意味として用いられています。
厄年というのは、”災難に遭いやすいとされ、万事に気を付けなければならないとする年齢のこと”です。
男性の厄年は数え年で25歳・42歳・61歳で、女性の厄年は数え年で19歳・33歳・37歳となり、特に男性は42歳、女性は33歳の年齢のことを大厄(たいやく)と言います。
そして厄年の次の年は”後厄(あとやく・のちやく)”と言いますが、厄年の前の年は”前厄(まえやく)”と言います。
また後厄の類義語としては、「厄年(やくどし)・前厄(まえやく)・厄日(やくび)・災禍(さいか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても後厄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「後厄の読み方と意味、”ごやく”と”あとやく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど