さて日常的に使われるもので「撓やか」という言葉があります。
この撓やかに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは撓やかの読み方と意味、「しなやか」と「しとやか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.撓やかの正しい読み方は「しなやか」「しとやか」?
では撓やかの正しい読み方は、「しなやか」「しとやか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、撓やかの正しい読み方は「しなやか」になります。
撓やかの”撓”は「たわ(む)」「しな(う)」「とう」と読むことはできますが、
「しと(やか)」と読むことはできないので、撓やかを「しとやか」と読むのは間違いです。
(「しとやか」というのは、”淑やか”と書き表されるため注意が必要です)
「しなやか」は撓やかの他に”靭やか”と書き表されることもありますが、一般的にはひらがなで”しなやか”と表記されることがほとんどです。
次の章で撓やかの意味と類義語について解説していきます。
2.撓やかの意味と類義語について
では撓やかの意味と類義語について見ていきましょう。
まず撓やかは「弾力があってよく撓(しな)うさま/動きが滑らかで柔らかいさま」の意味として用いられています。
撓やかを用いた例文としては、「撓やかな足腰を目指す」や、
「撓やかな身のこなしで攻撃をかわす」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「弾力があってよく撓うさま」の意味で、
後者の例文は「動きが滑らかで柔らかいさま」の意味で使用しています。
また撓やかの類義語としては、「嫋やか(たおやか)・柔軟(じゅうなん)・柔靭(じゅうじん)・柔和(にゅうわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても撓やかと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「撓やかの読み方と意味、”しなやか”と”しとやか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 撓やかの正しい読み方は「しなやか」で、「しとやか」は間違い。
- 撓やかは「弾力があってよく撓うさま/動きが滑らかで柔らかいさま」の意味。
- 撓やかの類義語には、「嫋やか・柔軟・柔靭・柔和」などがある。