結論から言ってしまうと、撓やかの正しい読み方は「しなやか」になります。
撓やかの”撓”は「たわ(む)」「しな(う)」「とう」と読むことはできますが、
「しと(やか)」と読むことはできないので、撓やかを「しとやか」と読むのは間違いです。
(「しとやか」というのは、”淑やか”と書き表されるため注意が必要です)
「しなやか」は撓やかの他に”靭やか”と書き表されることもありますが、一般的にはひらがなで”しなやか”と表記されることがほとんどです。
次の章で撓やかの意味と類義語について解説していきます。
撓やかは「弾力があってよく撓(しな)うさま/動きが滑らかで柔らかいさま」の意味として用いられています。
撓やかを用いた例文としては、「撓やかな足腰を目指す」や、
「撓やかな身のこなしで攻撃をかわす」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「弾力があってよく撓うさま」の意味で、
後者の例文は「動きが滑らかで柔らかいさま」の意味で使用しています。
また撓やかの類義語としては、「嫋やか(たおやか)・柔軟(じゅうなん)・柔靭(じゅうじん)・柔和(にゅうわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても撓やかと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「撓やかの読み方と意味、”しなやか”と”しとやか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>