結論から言ってしまうと、間髪の正しい読み方は「かんはつ」になります。
知らない人も多いですが、実は”間髪”という熟語は存在しません。
間髪という言葉はもともと「間(かん)、髪(はつ)を容(い)れず」から来たもので、
区切り方からも分かる通り、「間髪(かんはつ)」という熟語は存在しません。
ですが「間髪を容れず」と区切らずに誤って使う人が増えたために、
”間髪”という熟語があるものだと多くの人に認識されているんですね。
なので間髪というのは”間(かん)、髪(はつ)”であることから、間髪を「かんぱつ」と読むのは間違いで、「かんはつ」と読むのが正しいので覚えておきましょう。
次の章で間髪の意味について解説していきます。
まず”間髪”という熟語は存在しないので、”間髪を容(い)れず”の意味を見ていきます。
間髪を容れずは「ほとんど間を置かずに。すぐに」の意味として用いられています。
間髪を容れずは”髪の毛一本ほどのすき間もない”という意味から転じて、
「ほとんど間を置かずに。すぐに」という意味で使用されています。
そして間髪を”容れず”ではなく間髪を”入れず”と書いても問題はありません。
本来は”容れず”と表記するのが正しいのですが、
”容(い)れず”は常用外の読み方で”入れず”と意味はほぼ同じです。
意味的にほぼ同じなので一般的には”間髪を入れず”と表記したり、ひらがなで”間髪をいれず”と書くことがあるんですね。
間髪を用いた例文としては、「ボケると間髪を容れずにツッコミをする」や、
「彼は質問されると、間髪を容れずに答えた」のような使い方で用いられています。
上記の例文のように「間髪(かんはつ)」は、”間髪を容れず”という慣用句として使われます。
以上が「間髪の読み方と意味、”かんぱつ”と”かんはつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど