結論から言ってしまうと、細腕の正しい読み方は「ほそうで」になります。
細腕の”腕”は「うで」「わん」と読むことができますが、細腕は「ほそうで」と読むのが正しく、「さいわん」と読むのは間違いです。
また細腕(ほそうで)のように「細(ほそ)」が用いられている言葉には、
「細身(ほそみ)・細道(ほそみち)・細細(ほそぼそ)・細面(ほそおもて)」などがあります。
細腕(ほそうで)のように「腕(うで)」が用いられている言葉には、
「腕前(うでまえ)・腕輪(うでわ)・片腕(かたうで)・凄腕(すごうで)」などがあります。
次の章で細腕の意味について解説していきます。
細腕は「細く弱々しい腕のこと/(比喩的に)弱い生活力のこと」の意味として用いられています。
生活力というのは、”社会生活を営むのに必要な能力のこと”で、特に経済的な能力について指すことが多いです。
細腕を用いた例文としては、「細腕だが凄い力持ちだ」や、
「女の細腕で今まで育ててもらった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「細く弱々しい腕のこと」の意味で、
後者の例文は「弱い生活力のこと」の意味で使用しています。
また細腕の類義語としては、「華奢(きゃしゃ)・貧乏(びんぼう)・困窮(こんきゅう)・貧困(ひんこん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても細腕と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「細腕の読み方と意味、”ほそうで”と”さいわん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど