結論から言ってしまうと、細工の正しい読み方は「さいく」になります。
細工の”工”は「たくみ」「こう」「く」と読むことができますが、
細工は「さいく」と読むのが正しく、「さいこう」と読むのは間違いです。
また細工(さいく)のように「細(さい)」が用いられている言葉には、
「細密(さいみつ)・細心(さいしん)・明細(めいさい)・詳細(しょうさい)」などがあります。
細工(さいく)のように「工(く)」が用いられている言葉には、
「工夫(くふう)・工面(くめん)・石工(いしく)・大工(だいく)」などがあります。
次の章で細工の意味について解説していきます。
細工は「手先を使って細かい物を作ること。また、作られた物のこと/事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること。また、その企みのこと」の意味として用いられています。
細工を用いた例文としては、「精巧な細工を施す」や、
「彼は陰で細工をしていた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「手先を使って細かい物を作ること」の意味で、
後者の例文は「事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること」の意味で使用しています。
また細工の類義語としては、「加工(かこう)・捏造(ねつぞう)・虚偽(きょぎ)・悪巧み(わるだくみ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても細工と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「細工の読み方と意味、”さいこう”と”さいく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど