さて日常的に使われるもので「細工」という言葉があります。
この細工に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
細工がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは細工の読み方と意味、「さいこう」と「さいく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.細工の正しい読み方は「さいこう」「さいく」?
では細工の正しい読み方は、「さいこう」「さいく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、細工の正しい読み方は「さいく」になります。
細工の”工”は「たくみ」「こう」「く」と読むことができますが、
細工は「さいく」と読むのが正しく、「さいこう」と読むのは間違いです。
また細工(さいく)のように「細(さい)」が用いられている言葉には、
「細密(さいみつ)・細心(さいしん)・明細(めいさい)・詳細(しょうさい)」などがあります。
細工(さいく)のように「工(く)」が用いられている言葉には、
「工夫(くふう)・工面(くめん)・石工(いしく)・大工(だいく)」などがあります。
次の章で細工の意味と類義語について解説していきます。
2.細工の意味と類義語について
では細工の意味と類義語について見ていきましょう。
まず細工は「手先を使って細かい物を作ること。また、作られた物のこと/事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること。また、その企みのこと」の意味として用いられています。
細工を用いた例文としては、「精巧な細工を施す」や、
「彼は陰で細工をしていた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「手先を使って細かい物を作ること」の意味で、
後者の例文は「事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること」の意味で使用しています。
また細工の類義語としては、「加工(かこう)・捏造(ねつぞう)・虚偽(きょぎ)・悪巧み(わるだくみ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても細工と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「細工の読み方と意味、”さいこう”と”さいく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 細工の正しい読み方は「さいく」で、「さいこう」は間違い。
- 細工は「手先を使って細かい物を作ること。また、作られた物のこと/事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること。また、その企みのこと」の意味。
- 細工の類義語には、「加工・捏造・虚偽・悪巧み」などがある。