香しいの読み方と意味、「かぐわしい」と「こうばしい」正しいのは？

このページでは香しいの読み方と意味、「かぐわしい」と「こうばしい」どちらが正しいのかを解説しています。

１．香しいの正しい読み方は「かぐわしい」「こうばしい」？

結論から言ってしまうと、香しいの正しい読み方は「かぐわしい」「かんばしい」になります。

香しいの”香”は「かお（る）」「かんば（しい）」「か」「こう」と読むことができますが、香しいを「こうばしい」と読むのは間違いです。

（「こうばしい」というのは、”香ばしい”と書き表されます）

一般的には香しいは「かぐわしい」と読むことが多く、「かんばしい」は”芳しい”と表記されることが多いです。

ただ香しいは「かぐわしい」「かんばしい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

香しいの”香”に「かぐわ（しい）」という読み方はありませんが、香しいを「かぐわしい」と読んでいるのは、当て字によるものです。

「かぐわしい」という言葉の意味に、”香”という漢字の持っている意味が合っていたため、「かぐわしい」に”香しい”という漢字が当てられました。

次の章で香しいの意味について解説していきます。

香しい（かぐわしい）は「香りが良いこと/美しいこと」の意味として用いられています。

香しいを「かぐわしい」と読むと上記のような意味になりますが、「かんばしい」と読むと「香りが良いこと/（多く、あとに打ち消しの語を伴う）立派であること。好ましいこと」の意味となります。

このように香しいは「かぐわしい」「かんばしい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

香しいを用いた例文としては、「香（かぐわ）しい乙女の姿」や、
「成績が香（かんば）しくない」のような使い方で用いられています。

前者の例文は「美しいこと」の意味で、後者の例文は「（多く、あとに打ち消しの語を伴う）立派であること。好ましいこと」の意味で使用しています。

また香しいの類義語としては、「色香（いろか）・芳香（ほうこう）・芳醇（ほうじゅん）・馥郁（ふくいく）」などの言葉が挙げられます。

どの言葉についても香しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

以上が「香しいの読み方と意味、”かぐわしい”と”こうばしい”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、