結論から言ってしまうと、片棒の正しい読み方は「かたぼう」になります。
片棒の”片”は「かた」「へん」と読むことができますが、片棒は「かたぼう」と読むのが正しく、「へんぼう」と読むのは間違いです。
また片棒(かたぼう)のように「片(かた)」が用いられている言葉には、
「片方(かたほう)・片側(かたがわ)・片言(かたこと)・片道(かたみち)」などがあります。
片棒(かたぼう)のように「棒(ぼう)」が用いられている言葉には、
「相棒(あいぼう)・泥棒(どろぼう)・金棒(かなぼう)・棍棒(こんぼう)」などがあります。
次の章で片棒の意味について解説していきます。
片棒は「駕籠(かご)を担ぐ2人のうちの1人のこと」の意味として用いられています。
駕籠というのは、”乗り物のひとつ。竹製または木製で、人の乗る部分の上に1本の長い柄を通し、前後から担いで運ぶもの”を意味します。
片棒は一般的には”片棒を担ぐ”という慣用句として使われることがほとんどで、
これは「ある計画や仕事に協力すること」の意味で、悪事についていうことが多いです。
片棒を担ぐの例文として、「犯罪の片棒を担ぐようなことはできない」のように使用されます。
また片棒の類義語としては、「相棒(あいぼう)・伴侶(はんりょ)・相方(あいかた)・同腹(どうふく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても片棒と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「片棒の読み方と意味、”かたぼう”と”へんぼう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど