このページでは杏仁の読み方と意味、「きょうにん」と「あんにん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.杏仁の正しい読み方は「きょうにん」「あんにん」?

 

結論から言ってしまうと、杏仁の正しい読み方は「きょうにん」「あんにん」の両方になります

 

杏仁の”杏”は「あんず」「あん」「きょう」、”仁”は「じん」「にん」と読むことができます。

 

 

 

ただ一般的には杏仁は「きょうにん」と読むことが多いです。

 

(杏仁豆腐は「あんにんどうふ」と読まれることが多く、”杏仁”単体の場合は「きょうにん」と読まれることが多い)

 

 

次の章で杏仁の意味について解説していきます。

 

2.杏仁の意味について

 

杏仁は「杏子(アンズ)の種子の中にある核(皮を剥くと白い)の部分のこと」の意味として用いられています。

 

 


※上は杏仁を砕いたものの写真

 


※上は杏仁霜の写真

 

杏子の種子の中にはアーモンドのような見た目の核があり、その核の部分のことを杏仁と呼んでいます。

 


※上は杏仁豆腐の写真

 

杏仁の皮を剥くと白い部分が現れますが、その白い部分が「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」に使われ、白い部分を粉状にしたものを「杏仁霜(きょうにんそう)」と言います。

 

(杏仁豆腐は「きょうにんどうふ」と読むこともできますが、一般的には「あんにんどうふ」と読むことがほとんど)

 

 

杏仁霜を水と合わせて混ぜ、その液体に牛乳や砂糖、寒天(またはゼラチン)などを加えて冷やしたものが杏仁豆腐になります。

 

一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、杏仁霜(粉)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。

 

 

以上が「杏仁の読み方と意味、”きょうにん”と”あんにん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 杏仁の正しい読み方は「きょうにん」「あんにん」の両方。
  • 杏仁は「杏子(アンズ)の種子の中にある核(皮を剥くと白い)の部分のこと」の意味。

 

 

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