結論から言ってしまうと、杏仁の正しい読み方は「きょうにん」「あんにん」の両方になります。
杏仁の”杏”は「あんず」「あん」「きょう」、”仁”は「じん」「にん」と読むことができます。
ただ一般的には杏仁は「きょうにん」と読むことが多いです。
(杏仁豆腐は「あんにんどうふ」と読まれることが多く、”杏仁”単体の場合は「きょうにん」と読まれることが多い)
次の章で杏仁の意味について解説していきます。
杏仁は「杏子(アンズ)の種子の中にある核(皮を剥くと白い)の部分のこと」の意味として用いられています。
※上は杏仁を砕いたものの写真
※上は杏仁霜の写真
杏子の種子の中にはアーモンドのような見た目の核があり、その核の部分のことを杏仁と呼んでいます。
※上は杏仁豆腐の写真
杏仁の皮を剥くと白い部分が現れますが、その白い部分が「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」に使われ、白い部分を粉状にしたものを「杏仁霜(きょうにんそう)」と言います。
(杏仁豆腐は「きょうにんどうふ」と読むこともできますが、一般的には「あんにんどうふ」と読むことがほとんど)
杏仁霜を水と合わせて混ぜ、その液体に牛乳や砂糖、寒天(またはゼラチン)などを加えて冷やしたものが杏仁豆腐になります。
一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、杏仁霜(粉)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。
以上が「杏仁の読み方と意味、”きょうにん”と”あんにん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど