さて日常的に使われるもので「冒涜」という言葉があります。
この冒涜に使用されている漢字(特に”涜”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは冒涜の読み方と意味、「ぼうばい」と「ぼうとく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.冒涜の正しい読み方は「ぼうばい」「ぼうとく」?
では冒涜の正しい読み方は、「ぼうばい」「ぼうとく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、冒涜の正しい読み方は「ぼうとく」になります。
冒涜の”涜”は「とく」と読むことはできますが、「ばい」と読むことはできないので、冒涜を「ぼうばい」と読むのは間違いです。
また冒涜(ぼうとく)のように「冒(ぼう)」が用いられている言葉には、
「冒険(ぼうけん)・冒頭(ぼうとう)・冒疾(ぼうしつ)・感冒(かんぼう)」などがあります。
冒涜(ぼうとく)のように「涜(とく)」が用いられている言葉には、
「涜神(とくしん)・涜職(とくしょく)・褻涜(せっとく)」などがあります。
次の章で冒涜の意味と類義語について解説していきます。
2.冒涜の意味と類義語について
では冒涜の意味と類義語について見ていきましょう。
まず冒涜は「神聖・尊厳なものをおかし、穢(けが)すこと」の意味として用いられています。
冒涜を用いた例文としては、「神を冒涜する」や、
「それは死者への冒涜だ」のような使い方で用いられています。
また冒涜の類義語としては、「侵犯(しんぱん)・背馳(はいち)・破戒(はかい)・背信(はいしん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても冒涜と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「冒涜の読み方と意味、”ぼうばい”と”ぼうとく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 冒涜の正しい読み方は「ぼうとく」で、「ぼうばい」は間違い。
- 冒涜は「神聖・尊厳なものをおかし、穢すこと」の意味。
- 冒涜の類義語には、「侵犯・背馳・破戒・背信」などがある。