さて日常的に使われるもので「祟る」という言葉があります。
この祟るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは祟るの読み方と意味、「たたる」と「まつる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.祟るの正しい読み方は「たたる」「まつる」?
では祟るの正しい読み方は、「たたる」「まつる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、祟るの正しい読み方は「たたる」になります。
祟るの”祟”は「たた(る)」「すい」と読むことはできますが、「まつ(る)」と読むことはできないので、祟るを「まつる」と読むのは間違いです。
祟るの”祟(たたる、すい)”という字は、”崇(あがめる、すう)”という字によく似ているため注意が必要です。
次の章で祟るの意味と類義語について解説していきます。
2.祟るの意味と類義語について
では祟るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず祟るは「神仏や怨霊(おんりょう)などが災いをすること/あることが原因となって悪い結果が生じること」の意味として用いられています。
祟るを用いた例文としては、「触らぬ神に祟りなしだ」や、
「無理が祟って風邪を引いてしまった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「神仏や怨霊などが災いをすること」の意味で、
後者の例文は「あることが原因となって悪い結果が生じること」の意味で使用しています。
また祟るの類義語としては、「怪異(かいい)・霊験(れいげん)・起因(きいん)・誘因(ゆういん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても祟ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「祟るの読み方と意味、”たたる”と”まつる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 祟るの正しい読み方は「たたる」で、「まつる」は間違い。
- 祟るは「神仏や怨霊などが災いをすること/あることが原因となって悪い結果が生じること」の意味。
- 祟るの類義語には、「怪異・霊験・起因・誘因」などがある。