このページでは不調法の読み方と意味、「ぶちょうほう」と「ふちょうほう」どちらが正しいのかを解説しています。
結論から言ってしまうと、不調法の正しい読み方は「ぶちょうほう」になります。
不調法の”不”は「ふ」「ぶ」と読むことができますが、不調法は「ぶちょうほう」と読むのが正しく、「ふちょうほう」と読むのは間違いです。
「ぶちょうほう」は不調法の他にも”無調法”と書き表されますが、一般的には”不調法”と表記されることが多いです。
また不調法(ぶちょうほう)のように「不(ぶ)」が用いられている言葉には、
「不躾(ぶしつけ)・不気味(ぶきみ)・不器用(ぶきよう)・筆不精(ふでぶしょう)」などがあります。
次の章で不調法の意味について解説していきます。
不調法は「行き届かないさま/嗜好品(しこうひん)や芸事(げいごと)などを嗜(たしな)まないさま/過ち。粗相(そそう)のこと」の意味として用いられています。
嗜好品というのは、”栄養を取るためでなく、風味や刺激を得るための飲食物などのこと”で、お茶・コーヒー・酒・煙草(たばこ)などが嗜好品として挙げられます。
不調法を用いた例文としては、「酒はまったく不調法なもので」や、「彼の不調法をお詫びします」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「嗜好品や芸事などを嗜まないさま」の意味で、後者の例文は「過ち。粗相のこと」の意味で使用しています。
また不調法の類義語としては、「非礼(ひれい)・失礼(しつれい)・無礼(ぶれい)・失敬(しっけい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても不調法と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「不調法の読み方と意味、”ぶちょうほう”と”ふちょうほう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど