結論から言ってしまうと、不器用の正しい読み方は「ぶきよう」「ぶきっちょ」になります。
不器用の”不”は「ふ」「ぶ」と読むことができますが、不器用を「ふきよう」と読むのは間違いです。
ただ一般的には不器用は「ぶきよう」と読むことがほとんどです。
不器用の”器”は「きっ」、”用”も「ちょ」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「ぶきよう」から「ぶきっちょ」という読み方に変化しました。
簡単に言うと音変化というのは、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、不器用は通常では読むことができない「ぶきっちょ」という読み方になったんですね。
次の章で不器用の意味について解説していきます。
不器用は「物を上手に仕上げる技術のないこと。手先が器用でないこと。また、そのさま/物事の処理が下手なこと。要領の悪いこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
不器用を用いた例文としては、「彼は手先が不器用だ」や、
「不器用なので柔軟に対応できない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物を上手に仕上げる技術のないこと。手先が器用でないこと。また、そのさま」の意味で、後者の例文は「物事の処理が下手なこと。要領の悪いこと。また、そのさま」の意味で使用しています。
また不器用の類義語としては、「石頭(いしあたま)・堅物(かたぶつ)・硬派(こうは)・生真面目(きまじめ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても不器用と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「不器用の読み方と意味、”ぶきよう”と”ふきよう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど