結論から言ってしまうと、一応の正しい読み方は「いちおう」になります。
一応の”応”は「こた(える)」「まさ(に)」「おう」と読むことはできますが、「よう」と読むことはできず、一応を「いちよう」と読むのは間違いです。
また一応(いちおう)のように「応(おう)」が用いられている言葉には、
「応援(おうえん)・対応(たいおう)・応急(おうきゅう)・応酬(おうしゅう)」などがあります。
次の章で一応の意味と類義語について解説していきます。
一応は「完全ではないが、一通(ひととお)り/念のために」の意味として用いられています。
一応を用いた例文としては、「部屋の掃除は一応終わった」や、
「先輩に一応相談したほうが良いよ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「完全ではないが、一通り」の意味で、後者の例文は「念のために」の意味で使用しています。
前者の例文では、部屋の隅々までホコリをきれいにしたわけではないが、普段使用する範囲についての掃除は終わった場合などに使います。
また一応の類義語としては、「応急(おうきゅう)・一時的(いちじてき)・暫定(ざんてい)・一旦(いったん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても一応と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「一応の読み方と意味、”いちよう”と”いちおう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど