このページでは一応の読み方と意味、「いちよう」と「いちおう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.一応の正しい読み方は「いちよう」「いちおう」?

 

結論から言ってしまうと、一応の正しい読み方は「いちおう」になります

 

一応の”応”は「こた(える)」「まさ(に)」「おう」と読むことはできますが、「よう」と読むことはできず、一応を「いちよう」と読むのは間違いです。

 

 

また一応(いちおう)のように「応(おう)」が用いられている言葉には、
「応援(おうえん)・対応(たいおう)・応急(おうきゅう)・応酬(おうしゅう)」などがあります。

 

 

次の章で一応の意味と類義語について解説していきます。

 

2.一応の意味と類義語について

 

一応は「完全ではないが、一通(ひととお)り/念のために」の意味として用いられています。

 

 

一応を用いた例文としては、「部屋の掃除は一応終わった」や、
「先輩に一応相談したほうが良いよ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「完全ではないが、一通り」の意味で、後者の例文は「念のために」の意味で使用しています。

 

 

前者の例文では、部屋の隅々までホコリをきれいにしたわけではないが、普段使用する範囲についての掃除は終わった場合などに使います。

 

 

 

また一応の類義語としては、「応急(おうきゅう)・一時的(いちじてき)・暫定(ざんてい)・一旦(いったん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても一応と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「一応の読み方と意味、”いちよう”と”いちおう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 一応の正しい読み方は「いちおう」で、「いちよう」は間違い。
  • 一応は「完全ではないが、一通り/念のために」の意味。
  • 一応の類義語には、「応急・一時的・暫定・一旦」などがある。

 

 

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