このページでは反歩の読み方と意味、「たんぶ」と「はんぽ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.反歩の正しい読み方は「たんぶ」「はんぽ」?

 

結論から言ってしまうと、反歩の正しい読み方は「たんぶ」になります

 

反歩の”反”は「そ(る)」「はん」「たん」、”歩”は「ある(く)」「ほ」「ふ」「ぶ」(半濁音化により「ぽ」)と読むことができますが、反歩を「はんぽ」と読むのは間違いです。

 

(半濁音化とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと)

 

 

 

「はんぽ」というのは、”半歩(はんぽ)”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また反歩(たんぶ)のように「反(たん)」が用いられている言葉には、
「反物(たんもの)・反収(たんしゅう)・増反(ぞうたん)・減反(げんたん)」などがあります。

 

反歩(たんぶ)のように「歩(ぶ)」が用いられている言葉には、
「歩合(ぶあい)・日歩(ひぶ)・町歩(ちょうぶ)・段歩(たんぶ)」などがあります。

 

 

次の章で反歩の意味について解説していきます。

 

2.反歩の意味について

 

反歩は「田畑(たはた)の面積を、反(たん)を単位として示す語のこと」の意味として用いられています。

 

 

反(=反歩)というのは、”面積を表す農業用語の単位のこと”で、
1反(=反歩)の広さはメートル法では約10a(アール)、坪(つぼ)の広さで表すと約300坪です。

 

”1a(アール)=100m^2(平方メートル)”で、”1坪=約3.3m^2(平方メートル)”になります。

 

 

 

反歩を用いた例文としては、「10反歩の田を管理する」や、
「2町5反歩の田畑がある」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「反歩の読み方と意味、”たんぶ”と”はんぽ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 反歩の正しい読み方は「たんぶ」で、「はんぽ」は間違い。
  • 反歩は「田畑の面積を、反(たん)を単位として示す語のこと」の意味。

 

 

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