さて日常的に使われるもので「耄碌」という言葉があります。
この耄碌に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは耄碌の読み方と意味、「もうろく」と「ろうろく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.耄碌の正しい読み方は「もうろく」「ろうろく」?
では耄碌の正しい読み方は、「もうろく」「ろうろく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、耄碌の正しい読み方は「もうろく」になります。
耄碌の”耄”は「おいぼ(れる)」「ぼう」「もう」、”碌”は「ろく」と読むことはできますが、”耄”は「ろう」と読むことはできないので、耄碌を「ろうろく」と読むのは間違いです。
また耄碌(もうろく)のように「耄(もう)」が用いられている言葉には、「耄々(もうもう)・老耄(ろうもう)・衰耄(すいもう)」があります。
耄碌(もうろく)のように「碌(ろく)」が用いられている言葉は、耄碌の他には「碌々(ろくろく)」しか見つけることができませんでした。
次の章で耄碌の意味と類義語について解説していきます。
2.耄碌の意味と類義語について
では耄碌の意味と類義語について見ていきましょう。
まず耄碌は「年をとって頭や身体のはたらきが衰えること。老いぼれること」の意味として用いられています。
耄碌を用いた例文としては、「耄碌はしたくないものだな」や、
「先生も年のせいで耄碌してきた」のような使い方で用いられています。
また耄碌の類義語としては、「老化(ろうか)・老耄(ろうもう)・老衰(ろうすい)・劣化(れっか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても耄碌と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「耄碌の読み方と意味、”もうろく”と”ろうろく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 耄碌の正しい読み方は「もうろく」で、「ろうろく」は間違い。
- 耄碌は「年をとって頭や身体のはたらきが衰えること。老いぼれること」の意味。
- 耄碌の類義語には、「老化・老耄・老衰・劣化」などがある。