さて日常的に使われるもので「褪せる」という言葉があります。
この褪せるに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは褪せるの読み方と意味、「あせる」と「はせる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.褪せるの正しい読み方は「あせる」「はせる」?
では褪せるの正しい読み方は、「あせる」「はせる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、褪せるの正しい読み方は「あせる」になります。
褪せるの”褪”は「あ(せる)」「たい」「とん」と読むことはできますが、
「は(せる)」と読むことはできないので、褪せるを「はせる」と読むのは間違いです。
「はせる」というのは、”馳せる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で褪せるの意味と類義語について解説していきます。
2.褪せるの意味と類義語について
では褪せるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず褪せるは「元々の色や艶(つや)が失われること/美しさ・情熱・勢いなどが衰えること」の意味として用いられています。
褪せるを用いた例文としては、「本の表紙が色褪せる」や、
「褪せることのない記憶」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「元々の色や艶が失われること」の意味で、
後者の例文は「美しさ・情熱・勢いなどが衰えること」の意味で使用しています。
また褪せるの類義語としては、「暈ける(ぼける)・退色(たいしょく)・変色(へんしょく)・脱色(だっしょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても褪せると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「褪せるの読み方と意味、”あせる”と”はせる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 褪せるの正しい読み方は「あせる」で、「はせる」は間違い。
- 褪せるは「元々の色や艶が失われること/美しさ・情熱・勢いなどが衰えること」の意味。
- 褪せるの類義語には、「暈ける・退色・変色・脱色」などがある。