さて日常的に使われるもので「圏内」という言葉があります。
この圏内に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
圏内がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは圏内の読み方と意味、「けんない」と「かんない」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.圏内の正しい読み方は「けんない」「かんない」?
では圏内の正しい読み方は、「けんない」「かんない」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、圏内の正しい読み方は「けんない」になります。
圏内の”圏”は「けん」と読むことはできますが、「かん」と読むことはできないので、圏内を「かんない」と読むのは間違いです。
また圏内(けんない)のように「圏(けん)」が用いられている言葉には、
「圏外(けんがい)・圏谷(けんこく)・圏点(けんてん)・大気圏(たいきけん)」などがあります。
圏内(けんない)のように「内(ない)」が用いられている言葉には、
「内勤(ないきん)・内向(ないこう)・屋内(おくない)・家内(かない)」などがあります。
次の章で圏内の意味と類義語について解説していきます。
2.圏内の意味と類義語について
では圏内の意味と類義語について見ていきましょう。
まず圏内は「ある範囲の内のこと」の意味として用いられています。
圏内を用いた例文としては、「志望校は合格圏内にある」や、
「マンションは駅から徒歩圏内だ」のような使い方で用いられています。
また圏内の類義語としては、「領域(りょういき)・一帯(いったい)・付近(ふきん)・枠内(わくない)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても圏内と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「圏内の読み方と意味、”けんない”と”かんない”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 圏内の正しい読み方は「けんない」で、「かんない」は間違い。
- 圏内は「ある範囲の内のこと」の意味。
- 圏内の類義語には、「領域・一帯・付近・枠内」などがある。