結論から言ってしまうと、海内の正しい読み方は「かいだい」になります。
海内の”内”は「うち」「ない」「だい」と読むことができますが、
海内は「かいだい」と読むのが正しく、「かいない」と読むのは間違いです。
また海内(かいだい)のように「海(かい)」が用いられている言葉には、
「海水(かいすい)・海上(かいじょう)・海抜(かいばつ)・航海(こうかい)」などがあります。
海内(かいだい)のように「内(だい)」が用いられている言葉には、
「内裏(だいり)・宇内(うだい)・境内(けいだい)・参内(さんだい)」などがあります。
次の章で海内の意味について解説していきます。
海内は「四方の海の内側。国内のこと/天下のこと」の意味として用いられています。
海内を用いた例文としては、「海内に流行している病気」や、
「海内に名を轟(とどろ)かせる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「四方の海の内側。国内のこと」の意味で、
後者の例文は「天下のこと」の意味で使用しています。
また海内の類義語としては、「内地(ないち)・本土(ほんど)・宇内(うだい)・世界中(せかいじゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても海内と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「海内の読み方と意味、”かいだい”と”かいない”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど