結論から言ってしまうと、草臥れるの正しい読み方は「くたびれる」になります。
草臥れるの”草”は「くさ」「そう」、”臥”は「ふ(す)」「が」と読むことができますが、草臥れるを「ひしがれる」と読むのは間違いです。
「ひしがれる」というのは、”拉がれる”と書き表されるため注意が必要です。
草臥れるの”草”に「くた」、”臥”に「び」という読み方はありませんが、草臥れるを「くたびれる」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「くたびれる」という言葉の意味に、”草臥”という言葉の持っている意味が合っていたため、「くたびれる」に”草臥れる”という漢字が当てられました。
次の章で草臥れるの意味について解説していきます。
草臥れるは「くたくたに疲れること/物などが長い間使用されて、痛んだり型が崩れたりすること」の意味として用いられています。
草臥れるを用いた例文としては、「朝から働きっぱなしで草臥れた」や、「草臥れたスーツがある」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「くたくたに疲れること」の意味で、後者の例文は「物などが長い間使用されて、痛んだり型が崩れたりすること」の意味で使用しています。
また草臥れるの類義語としては、「疲労(ひろう)・倦怠(けんたい)・過労(かろう)・疲弊(ひへい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても草臥れると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「草臥れるの読み方と意味、”くたびれる”と”ひしがれる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど