このページでは心得の読み方と意味、「しんとく」と「こころえ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.心得の正しい読み方は「しんとく」「こころえ」?

 

結論から言ってしまうと、心得の正しい読み方は「こころえ」になります

 

心得の”得”は「え(る)」「とく」と読むことができますが、心得は「こころえ」と読むのが正しく、「しんとく」と読むのは間違いです

 

 

 

また心得(こころえ)のように「心(こころ)」が用いられている言葉には、
「心根(こころね)・心意気(こころいき)・不心得(ふこころえ)・心待ち(こころまち)」などがあります。

 

心得(こころえ)のように「得(え)」が用いられている言葉には、
「得手(えて)・得物(えもの)・得体(えたい)・見得(みえ)」などがあります。

 

 

次の章で心得の意味について解説していきます。

 

2.心得の意味について

 

心得は「技術・技能などを身につけていること/あることをするにあたって、わきまえておくべき事柄のこと/下級の者が上級の者の職務を一時的に代行するときの役職名のこと」の意味として用いられています。

 

 

心得を用いた例文としては、「武芸の心得がある」や、
「それが医術の心得だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「技術・技能などを身につけていること」の意味で、
後者の例文は「あることをするにあたって、わきまえておくべき事柄のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また心得の類義語としては、「知見(ちけん)・良識(りょうしき)・素養(そよう)・見識(けんしき)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても心得と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「心得の読み方と意味、”しんとく”と”こころえ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 心得の正しい読み方は「こころえ」で、「しんとく」は間違い。
  • 心得は「技術・技能などを身につけていること/あることをするにあたって、わきまえておくべき事柄のこと/下級の者が上級の者の職務を一時的に代行するときの役職名のこと」の意味。
  • 心得の類義語には、「知見・良識・素養・見識」などがある。

 

 

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